当店は、Louis Poulsen (ルイスポールセン)正規販売店 です。

◆PH ランプ|快適で美しく柔らかい光。

対数螺旋に基づくデザイン

1925年にデザインした、シェードのフォルムに「対数螺旋」のかたちを採用した3枚シェードのPHランプは、光学的にも完成度が高く、螺旋の起点に透明な電球の発光部(フィラメント)を置き、そこから発せられる光を正確にコントロールしています。

へニングセンは、対数螺旋をランプシェードに用いて、その中心に光源を置けば、光線はすべての場所で同じ入射角でシェードに当たることに気づきました。
対数螺旋によって、シェードに当たった光の大部分が、光を必要とするランプの下方へ効率良く集まります。
へニングセンは、独自の対数螺旋を考案し、すべてのシェードに同じ対数螺旋を適用しました。
PHランプの天才的発想の核心は、シェードのカーブに対数螺旋を用いたことにあると言われています。

対数螺旋に基づく3枚のシェードを持つPHランプは、ルイスポールセンの代名詞です。

ルイスポールセン PHランプ 対数螺旋

100%グレア・フリー。

グレアとは、不快なまぶしさのことです。
目に輝くランプの光源が目に入ると、眩しくて物が見辛かったり、目に残像が残ってしまったりして、不快感を感じたことはありませんか?

それまでの3枚シェードのPHランプは、グレアカットのため、クリア電球のフィラメントの1点を隠した構造でした。
PH 5では、器具内部にも2枚の小さな反射板を組み込み、まぶしく発光するフロスト電球すべてを覆いつくすそうとしました。

PH 5は、そのグレアが100%排除されており、照明をどの位置から眺めても直接光源は見えない構造になっています。
グレアに着目し、さらに100%グレア・フリーの照明を完成させたポール・ヘニングセン。
光をコントロールし、快適な光環境を革新してきたパイオニアです。

ルイスポールセン PH ランプ 対数螺旋

◆PH 5|ホワイト色は3種。

PH 5&PH 5ミニ には、3種のホワイト色があります。 同じホワイトだけれど…いったいどこが違うの?という疑問にお答えします。
3種のホワイト色は、 クラシック・ホワイト、モダン・ホワイト、モノクローム・ホワイトです。
どの色もとても素敵ですが、それぞれ印象が違います。

1.クラシック・ホワイト

迷ってるなら、コレ!!
一番人気!最もベーシックなPH 5です。
ポール・ヘニングセンがデザインしたオリジナルデザインが受け継がれています。
あかりが灯った時の色合いが最高に素敵です!
どんなインテリアにも、ピッタリ!PH 5の良さを主張しながら、うまく空間に溶け込みます。

2018年 デザイン60年を祝し全9色、新構造で発表。

ルイスポールセン PH 5 クラシックホワイト
ルイスポールセン PH 5 クラシックホワイト

ヘニングセンは、1958年当時、絶えず白熱電球の形状やサイズを変える電球メーカーへの挑戦として、PH 5を開発。
電球の光の演色性の向上に取り組みました。
光のスペクトルのうち、目の感度が最も低くなる赤色と青色の光を補完し、
目の感度が最も高いスペクトル中央の黄色から緑にかけての光を抑えるため、赤と青の小さなシェードを加えました。
現在は、光源も進化を遂げ、へニングセンの時代のように、赤と青の小さなシェードによる光色の調整が必要はなくなりました。
現在の電球色LEDを使用しても、美しく印象的なあかりです。どんなインテリアにも上手く馴染みます。

ルイスポールセン PH 5 クラシックホワイト
ルイスポールセン PH 5 クラシックホワイト
ルイスポールセン PH 5 クラシックホワイト
ルイスポールセン PH 5 クラシックホワイト

2.モダン・ホワイト

ブロンズ色のフレームと、内部リフレクターのローズが程よいアクセントになったあかりです。
柔らかく優しい雰囲気を演出したいなら、モダン・ホワイトが断然おすすめ。上品でナチュラルなインテリアに馴染みます。

2018年 デザイン60年を祝し全9色、新構造で発表。

ルイスポールセン PH 5 モダンホワイト
ルイスポールセン PH 5 モダンホワイト
ルイスポールセン PH 5 モダンホワイト

3.モノクローム・ホワイト

全てがホワイト!PH 5のシルエットがアイコニックデザイン。
だから主張し過ぎないカラーをご希望されるなら、モノクローム・ホワイトがおすすめ。
モノクローム・ホワイトは、潔いシンプルさが魅力で、スタイリッシュな印象です。
黒・白・グレーの無彩色を使ったモダンなモノトーンインテリアにも、リラックス感のあるナチュラルな空間にも映えます。

2020年 モノクロームシリーズとして発表。

ルイスポールセン PH 5 モノクロームホワイト
Monochrome White、シェード|ホワイト、シェード内側|ホワイト、内部ミニリフレクター|ホワイト、フレーム|ホワイト塗装
ルイスポールセン PH 5 モノクロームホワイト

3種類のホワイトカラーの違いはいかがでしたか?
どの色も素敵で迷ってしまいますよね。設置するお部屋のインテリアの雰囲気に合わせて、お好みでお選びくださいね。

色々と空想を巡らせながらシュミレーションをして、迷っている時もワクワク楽しい時間になりますように。
掲載内容が少しでもご参考になれば嬉しいです。

住まいの照明 ラ・ヴィータでは、
PH 5&PH 5 ミニを安心してお買い求めいただけるように、7日間返品・交換を無料で承っております。
カラーでお悩みでしたら、7日間返品・交換対応の当店でお選びいただくと安心です!

◆空間を照らすだけではない光|自然光と人工照明

ポール・ヘニングセンの関心は、ランプ自体のデザインやフォルムではなく、質の高い光で、人・物・空間をどのように自然に美しく照らすかにありました。

夜を昼に変えることなど不可能だ。

ポール・ヘニングセンは、スウェーデンの新聞に次のように書き綴っています。

「夜を昼に変えることなど不可能だ。
わたしたちは24時間周期のリズムで生きており、人間は爽やかな昼の光から暖かみのある夕暮れへの光の移ろいに、ゆっくりと順応するようにできているのだ。
家庭での人工照明は、言うなれば、⻩昏どきの光の状態と調和すべきであり、それは、⻩昏特有の暖かみのある⾊の光を使うことによって実現可能だ。

夕刻、ほかの部屋にはまだ薄明かりが残っているような時間に、冷たい蛍光灯がリビングルームで煌々と光っていては不自然だ。そして、強烈な光は目をくらませ、物の⾊は正しく再現されず、自然な陰翳は生まれない。」

ポール・ヘニングセン

黄昏どきのひかり

夕暮れ時、太陽からの光線が赤くなり、淡い色へ移ろいながら、徐々に青色に染まり、時間が経つにつれブルーモーメントの青色は暗くなり夜の暗闇に変わる。 この時間の光の変化は、とても心地よく美しく感じる時間です。

ポール・ヘニングセンの照明は、この黄昏どきの光から夜の闇へと移行する時間と調和するような光に設計されています。
自然光と人口照明の光が調和した空間は、とても美しいと感じます。

先人が感じた美意識によって生まれた照明が、現代でも受け継がれてゆく。
ポール・ヘニングセンが示してくれた光に対する美意識は、時代が変わっても大切にしたい美意識と感じます。

黄昏時のひかり

ルイスポールセンの哲学

ルイスポールセンは、照明の礎を築いてきたパイオニア的ブランドです。
長年にわたり、照明が発する光の在り方や機能美を追求してきました。

“Design to Shape Light”――― デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。

単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくってきました。

機能美を備えたルイスポールセンの製品は、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。
光によって、心地よい空間を創造してきたブランド哲学です。

ルイスポールセン社屋

心地よい空間にあかりは重要なアイテム

あかりの選択には、その空間では、誰が、どのような目的で使用するのか、 使用する時間帯や変化するシュチュエーションなど、いろいろな条件の抽出が必要です。
その条件に応じて、最適な照明のセレクトが必要になります。

必要なところに 必要なあかりを。

光と影のコントラストが美しい空間の秘訣。

煌々と室内全体を照らすばかりでは、空間は美しく感じません。 光があるからこその影、影があるからこその光なのです。 光と影のコントラストと空間に適したあかりの色彩によって、空間が調和し美しく演出されます。

照明設計は、光のデザインです。

ルイスポールセン社屋

住まいの照明 ラ・ヴィータでは、快適で美しいあかり環境のお手伝いをさせていただきます。
ご不明な事やご心配な事がございましたら、お電話・お問い合わせフォーム よりお問い合わせくださいませ。

照明を愛するスタッフがご相談を承ります。


■TEL:0800-111-1112(フリーコール)
お問い合わせフォームは、こちら。

■営業時間 月~金|午前9時~午後6時
■定休日 土日、祝日、年末年始、夏季休暇 他

ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
お待ちしてます!!


◆ライバルも魅了!ポール・ヘニングセンのあかり。

ポール・ヘニングセンがデザインした照明は、発売当初から人気を博していました。 同時代を生きた巨匠たちが、ヘニングセンがデザインした照明を採用しています。

ミース・ファンデル・ローエ

20世紀を代表するドイツの建築家|ミース・ファンデル・ローエ

1920年代に手掛けた、ミース初期の代表作であるチェコのトゥーゲントハット邸は、世界遺産に登録されています。ガラス張りのリビングルームなど複数の空間に、ヘニングセンのPHランプが使用されています。

▼トゥーゲントハット邸 公式サイト
https://www.tugendhat.eu/

ミース・ファン・デル・ローエ| 1886年3月27日 – 1969年8月17日 
20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。 ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、 近代建築の三大巨匠のひとり。

ミース・ファンデル・ローエ出典:Ludwig Mies van der Rohe,wikiart,https://www.wikiart.org/

アルネ・ヤコブセン

デンマークのモダニスト建築家・デザイナー|アルネ・ヤコブセン

アルネ・ヤコブセンが、建築・インテリアをトータル手掛け、1960年に完成したSASロイヤルホテル(現ラディソン・コレクション・ロイヤル・ホテル)にもヘニングセンがデザインした、PHアーティチョークが使われています。

▼ラディソン・コレクション・ロイヤル・ホテル 公式サイト
https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-collection-copenhagen/


アルネ・ヤコブセン|1902年2月11日 - 1971年3月24日
デンマーク、ドイツ、イギリスに多数の建物を設計した世界的に有名なデンマークのモダニスト建築家・デザイナー。モダンデザインの先駆者の一人であり、特に家具や建築物のデザインにおいて有名。

アルネ・ヤコブセン

フィン・ユール

デンマークの建築家、家具デザイナー|フィン・ユール

現在は、オードロップゴー美術館の施設として公開されている彼の自邸では、ヘニングセンがデザインしたペンダントライト PHコントラストが使用されています。

PHコントラストは、PHスノーボールに近いシルエットです。光源が上下に移動でき、上下することで赤色部分・青色部分と光の当たる位置が変わり、それぞれに暖色・寒色と変化させる調色機能が付いていました。

▼オードロップゴー美術館|フィン・ユール邸 公式サイト
https://ordrupgaard.dk/en/udstillinger/finn-juhls-house/


岐阜県高山市に、このフィン・ユール邸を再現した高山のフィン・ユール邸があります。日本でも、フィン・ユールの息吹を感じることができます。

▼フィン・ユールアートミュージアムクラブ 公式サイト
https://finn-juhl-house-takayama.org/


フィン・ユール| 1912年1月30日-1989年5月17日
デンマークの建築家、家具デザイナー。アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと共に、デンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。

フィン・ユール

同時代を生きた、建築家・デザイナーもポール・ヘニングセンの才能と作品に魅了されていたことが伺えます。
実際に現地を訪れて、先人たちが残してくれた素晴らしい空間を体感してみたいな・・・と夢に描いています。
好きな照明やインテリアデザインを訪ねて、旅をするのも素敵ですね。

Recently viewed

フランク・ロイド・ライト

タリアセン フランク・ロイド・ライト

TALIESIN®|タリアセン

フランク・ロイド・ライトは間接光の美しさに魅了され、自身が設計した米国ウィスコンシン州のタリアセンの劇場のために木製のボックスと遮光板で構成した照明をデザインしました。ライトは特にタリアセン2を気に入っており、自身の書斎にも使用していました。

ROBIE ロビー

ROBIE®|ロビー

フランク・ロイド・ライトの初期の建築様式であるプレイリースタイル(草原様式)を代表する住宅、フレデリック・ロビー邸(1908年シカゴ)のリビングルームのためにデザインした、木とガラスで構成されたブラケットライトです。

AMBERSON PENDANT ランバーソンペンダント

RAMBERSON PENDANT
ランバーソンペンダント


ランバーソンペンダントは、ジャック・ランバーソン邸(1948年 アイオワ州オスカルーサ)の暖炉にある、吊バスケットからインスピレーションを得てデザインされました。 三角形のパーツを重ねたシャープなフォルムに灯りを閉じ込め、これまでのライトデザインとは違った表情を見せます。

BETH SHOLOM WALL SCONCE
ベス・ショーロム ウォールスコンス


ベス・ショーロムウォールスコンスは、ペンシルベニア州のベス・ショーロム教会にあるブラケットのデザインを基にした照明器具。オリジナルデザインを活かしながらも日本の空間に合わせて素材を金属から木に変え、スケールダウンしています。

ストラー

STORER WALL SCONCE
ストラー ウォールスコンス


ストラー・ウォールスコンスは、テキスタイル・ブロックハウスのひとつ、ジョン・ストラー邸(1923年ロサンゼルス)のためのフロアスタンドのデザインを応用し、復刻プロジェクトで展開されたブラケットです。

スーマック

SUMAC™|スーマック

スーマックシリーズは、ダナ・トーマス邸(1902年イリノイ州スプリングフィールド)のためにデザインされた、真鍮の本体と、濃淡が美しいステンドガラスを組み合わせた贅沢な照明器具です。磨き上げられた真鍮の本体は、年月と共に深い色合いへと変化します。

ミッドウェイ

MIDWAY™|ミッドウェイ

ミッドウェイは、社交場として親しまれていたシカゴのミッドウェイガーデン(1913年)のためにデザインされた、細く繊細な金属製の支柱を持つスタンドです。



ルイスポールセン Panthella Table シリーズ
パンテラ ポータブル

パンテラ160ポータブル

サイズ:Φ160×H232mm
重量:約0.5kg
光源:LED 2700K 2.5W
Lumen: 81
3段階調光
(100%/33%/10%)
USB充電式コードレス。

パンテラ ポータブル

パンテラ250ポータブル

サイズ:Φ250×H335mm
重量:約1.0kg
光源:LED 2700K 6W
Lumen: 456
3段階調光
(100%/33%/10%)
USB充電式コードレス。

パンテラテーブル 250

パンテラ250テーブル

サイズ:Φ250×H335mm
重量:約1.5kg
光源:光源 LED 10W 2700K
Lumen: 460
15%~100%無段階調光
タイマー機能(4時間・8時間)

パンテラテーブル 320

パンテラ320テーブル

サイズ:Φ320×H438mm
重量:約1.5kg
ランプ:E17 LED電球
(白熱電球 60W相当)

パンテラテーブル 400

パンテラ400テーブル

サイズ:Φ400×H550mm
重量:約2.6kg
ランプ:E26 LED電球
(白熱電球 60W相当)

パンテラフロア

サイズ:φ500×H1290mm
重量:約5.6kg
ランプ:E26 LED電球
(白熱電球 100W相当)

お支払いについて

下記、お支払い方法からお選びください。

配送について

【配送業者】
 ヤマト運輸
 佐川急便(大型商品)

【送料】
 全国一律送料無料!

 (※離島を除く)


>>詳細はこちら

返品交換について

商品が破損・汚損していた場合、注文商品と異なる場合は、商品到着後7日間以内であれば、当社負担にて返品・交換いたします。
お客様都合の場合、商品到着後7日間以内に連絡をいただだき、且つ未開封・未使用の場合に限ります。

>>詳細はこちら

安心の3年保証

当店では、お買い上げいただきました商品を安心して末永くご愛用いただけますよう、全商品に「3年間」の保証を無料でお付けしております。

保証期間:3年間
( メーカー保証1年 + 当店保証2年 )

>>詳細はこちら

お支払いについて

下記、お支払い方法からお選びください。

配送について

【配送業者】
 ヤマト運輸
 佐川急便(大型商品)

【送料】
 全国一律送料無料!

 (※離島を除く)


>>詳細はこちら

返品交換について

商品が破損・汚損していた場合、注文商品と異なる場合は、商品到着後7日間以内であれば、当社負担にて返品・交換いたします。
お客様都合の場合、商品到着後7日間以内に連絡をいただだき、且つ未開封・未使用の場合に限ります。

>>詳細はこちら

安心の3年保証

当店では、お買い上げいただきました商品を安心して末永くご愛用いただけますよう、全商品に「3年間」の保証を無料でお付けしております。

保証期間:3年間
( メーカー保証1年 + 当店保証2年 )

>>詳細はこちら

Poul Henningsen

影響力の強いデンマーク人デザイナー、建築家、ライター、文化的評論家の Poul Henningsen (1894-1967)は、デンマークの思考とデザインに大きな影響を与えました。オリジナルの光の巨匠としての彼の遺産は、 Louis Poulsenの卓越した光を作り出す伝統の一部です。

デザイナー

Poul Henningsen

Poul Henningsen|ポール・ヘニングセン

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen, 1894年9月9日 – 1967年1月31日)は、デンマークの建築家、デザイナー、作家、評論家として知られています。照明デザインにおける革新的な業績で有名で、デンマークのデザイン史において重要な人物とされています。
彼のデザインは、単なる美的追求を超え、人々の生活を豊かにする実用的な美しさを重視しました。このアプローチは、デンマークデザインの「ヒュッゲ(居心地の良さ)」を体現し、20世紀以降のモダンデザインに大きな影響を与えました。
ヘニングセンの作品は、現在でもデザインファンやインテリア愛好者の間で高く評価されており、彼の革新性と普遍性が現代でも色褪せないことを示しています。

Arne Jacobsen

Arne Jacobsen|アーネ・ヤコブセン

アーネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen, 1902年2月11日 – 1971年3月24日)は、デンマークの建築家、デザイナーとして知られ、20世紀のモダンデザインを代表する人物です。ヤコブセンは、建築と家具デザインの両方で多くの革新的な作品を残し、デンマークデザインの国際的な名声を高めることに貢献しました。
ヤコブセンは、建築だけでなく、内装、家具、照明、ドアハンドルに至るまで、トータルデザインを行うことで知られています。この「すべてをデザインする」というアプローチは、モダニズムの理想を具体化したものと言えます。ヤコブセンのデザインは、シンプルさと機能美を融合させることに重点を置いており、現在の北欧デザインの礎となっています。

Verner Panton

Verner Panton|ヴァーナー・パントン

ヴァーナー・パントン(Verner Panton, 1926年2月13日 – 1998年9月5日)は、デンマーク出身のデザイナーで、特に20世紀後半のインテリアデザインと家具デザインにおいて革新的な存在として知られています。彼は、未来的で大胆な色使いや有機的な形状のデザインで有名で、従来の北欧デザインの「自然素材と控えめな美しさ」とは一線を画すスタイルを確立しました。
パントンのデザインは、明るく大胆な色使い、幾何学的なパターン、有機的な形状が特徴です。デザインを通じて日常生活をより楽しく、刺激的なものにすることを目指しました。彼は従来の伝統に縛られることを嫌い、デザインの可能性を最大限に探求しました。彼の作品は視覚的に挑戦的でありながら、人々を惹きつける遊び心を持っています。

Vilhelm Lauritzen

Vilhelm Lauritzen|ヴィルヘルム・ラウリッツェン

ヴィルヘルム・ラウリッツェン(Vilhelm Lauritzen, 1894年9月9日 – 1984年12月22日)は、デンマークの建築家で、モダニズム建築の先駆者の一人として知られています。彼は「建築は芸術であると同時に、実用的な科学である」という信念のもと、機能性と美しさを兼ね備えた建物を数多く手掛けました。その作品はシンプルで洗練されたデザインと、光や空間の巧みな利用が特徴です。
ラウリッツェンの照明デザインには、彼の建築的なアプローチが強く反映されています。 照明器具は、単に空間を明るくする道具ではなく、建築と調和しながら空間を引き立てる役割を果たすべきだという考えに基づき、建築とインテリアデザインの一体性を重視し、シンプルで機能的ながら、視覚的に美しい作品として知られています。

gamfratesi ガムフラテーシ

gamfratesi|ガムフラテーシ

ガムフラテーシは、 デンマークとイタリア出身のデザイナー、スティーネ・ガム(Stine Gam)とエンリコ・フラテーシ(Enrico Fratesi)によるデザインデュオ。2006年に設立されたこのスタジオは、北欧デザインのミニマリズムとイタリアデザインの情熱的で詩的なアプローチを融合させた作品で国際的に評価されています。
彼らの作品は、クラシックなデザインへの敬意を払いつつ、現代的な解釈を加えています。このアプローチにより、伝統的なデザイン要素を持ちながらも、新鮮で革新的なデザインを生み出しています。 また、細部への綿密な配慮が特徴です。素材の選択、形状、手触りなど、全ての要素がユーザー体験を向上させることを目的としています。「過去を尊重しながらも未来を見据える」デザイン哲学を持っています。時間を超えて愛される品質を備え、伝統的な要素と、現代的で革新的なアイデアを盛り込んでいます。

ヤコブ・ランゲー BIGアイディアズ

ヤコブ・ランゲー BIGアイディアズ

ヤコブ・ランゲー(Jakob Lange)は、デンマークの建築家であり、建築スタジオ「BIG(Bjarke Ingels Group)」のパートナーの一人として活躍しています。彼は特に、BIGの研究・開発部門「BIG IDEAS」の責任者として知られ、建築とテクノロジー、デザインの境界を拡張するプロジェクトに取り組んでいます。
ヤコブ・ランゲーが手がけた照明デザインは、建築やインテリア空間との融合を重視しつつ、機能性、持続可能性、そして美しさを備えた照明器具として評価されています。彼のリーダーシップの下、BIG IDEASは照明デザインにおける技術革新の最前線を切り開いており、その成果は国際的に高く評価されています。
ランゲーの照明デザインは、建築の可能性を広げるとともに、現代的なライフスタイルに合った新しい光の体験を提供し続けています。

nendo - 佐藤オオキ

nendo - 佐藤オオキ

佐藤オオキ(Oki Sato, 1977年 - )は、日本のデザイナーで、デザインオフィス「nendo(ネンド)」の創設者兼代表です。彼はインダストリアルデザイン、建築、インテリア、プロダクトデザイン、アートまで幅広い分野で活躍しており、そのシンプルで遊び心のあるデザインが国際的に高く評価されています。
彼の手がける照明デザインは、機能性と詩的な要素を兼ね備えており、シンプルな形状の中に遊び心や物語性を持たせる点が特徴です。また、日常に馴染みながらも、新しい視点を提供する作品が多くあります。
彼のデザインは持続可能性にも配慮しており、最新のLED技術やエコフレンドリーな素材の使用にも力を入れています。 実用性と芸術性を兼ね備えた現代のインテリアデザインの象徴として、多くのプロジェクトや家庭で採用されています。