ルイスポールセン PH テーブル・フロアランプ
PH 2/1,PH 3/2,PH 3½-2½ テーブル|ガラスシェード
ポール・ヘニングセンが1926年に完成させ、その後世界的に有名となった3枚シェードシステムに基づいています。
この3枚のシェードのデザインは、光源の光を最大限に活用するため、対数螺旋という曲線に則っています。
ポール・へニングセンは、光学的な計算と試験を繰り返し行いました。
シェードのかたちは、そのシェードに光をどのように反射させ、光をどうかたちづくるかを考えて決定されましたが、何よりもまずグレア・フリー(不快な光を遮り、眩しさを防ぐ)となるようにデザインされました。
ポール・へニングセンは、電球が発する光をコントロールすることに生涯の大半を捧げました。
彼の関心は、ランプ自体のデザインやフォルムをどう見せるかでなく、質の高い光で人や物、空間をどうやって自然に美しく照らすかにあったのです。
計算された反射光によって、乳白ガラスのシェードはランプ全体を柔らかく見せ、グレア・フリーの光で周囲を完璧に、調和的に照らします。
これは、3枚シェードのPHランプだけが発することのできる光です。
各シェードは、三層の乳白吹きガラス製で、その外側は光沢がありますが、電球から直接光を受ける内側はサンドブラスト加工をしてマット状になっており、目に心地よいソフトな光を反射し、均等に拡散させます。ぜひ、この美しいあかりをご体感ください!
PH 2/1,PH 3/2,PH 3½-2½ テーブルライト|ガラスシェード
商品名が読みにくい!?
頭に「PH」が付くガラスシェードのテーブルライトにはいろいろな種類があります。
数式のような数字の羅列は、シェードサイズを表し、数字が大きくなるほどシェードのサイズが大きくなります。
★数字が2つの場合
/ から前の数字がメインシェード(一番上のシェード)の直径サイズ、
/ から後ろの数字は、ミドルシェードとボトムシェードの組み合わせを表します。
PH 2/1 (ぴーえいち に の いち)
PH 3/2 (ぴーえいち さん の に)
★数字が3つ以上の場合
-より前がメインシェード(一番上のシェード)の直径サイズ、
-から後ろの数字は、ミドルシェードとボトムシェードの組み合わせを表します。
PH 3½-2½(ぴーえいち さん にぶんのいち の ににぶんのいち)
PH 3½-2½ テーブルライト|メタルシェード
1928年にデザインされたPH 3 ½-2½ テーブルランプは、ポール・ヘニングセンが開発し、いまでは世界的に有名になった彼の3枚シェードシステムのランプのひとつです。
このテーブルランプは、彼のオリジナルの設計図に基づいており、調整ネジを持った最初のタイプのシェードホルダーを持っています。
ロール加工されたエッジを持つメタルのトップシェードは装飾的ですが、実際の素材よりも厚く安定感があるように見せる役目も備えています。
ミドルとボトムの2枚のシェードは、乳白色の吹きガラス製です。ヘニングセンは、このコンビネーションが光源の光をより効率的に使うと判断しました。
トップシェードの内面は白く塗装され、光をより効率的に下方に向けます。
真鍮製のベースと支柱は“シルクマット・ブラウン”塗装で、当時の真鍮ヴァー二ッシュ仕上げに近い質感を現代の塗装技術で再現したものです。
極めて精度の高いディテールは、クラフツマンシップの証しです。室内に美しさを生みだす、100%グレア・フリーの照明です。
単体でも他の照明と一緒に使用しても美しく、点灯時も消灯時も、あらゆるインテリアのアクセントとなる照明でおすすめです。
PH 3½-2½ テーブルライト|メタルシェード
PH 3½-2½ Floor|ガラスシェード
1925年から1926年にかけて、ポール・ヘニングセンは3枚シェードのシステムによる照明器具を開発しました。
最初の複数シェードのランプは、パリで開催された展覧会のために、ルイスポールセンと共同でデザインされました。
対数螺旋のカーヴをなぞって機能的にデザインされたシェードのフォルムは、インテリアのスタイルにかかわらず、どのような空間にもフィットします。
乳白ガラスのシェードは、光を下方に集めると同時に、程よく部屋の上方も照らします。
下方のエリアにグレアのない柔らかい光をたっぷりととどけるため、ソファーサイドの照明として最適です。
上方へはソフトな透過光が広がり、周囲の空間に美しい雰囲気を与えます。
現行の PH 3½-2½ フロアランプは、1920年代末のクラシックなPHランプを2002年に復刻発売したものです。
今日、3枚シェードのPHシリーズには屋外用の3種を含む18種類のランプがあり、PH 3½-2½ フロアランプもそのひとつです。
各シェードが反射する光量は、光源との距離が大きくなるにつれ均等に減少します。
PH ランプのモデル番号は、シェードのサイズを表しています。
最初の数字はトップ・シェードのサイズ(直径)を表し、次の数字はミドル・シェードと下部シェードのセットを表します。
PH 3½-2½ フロアランプは、直径約 35 cm のトップ・シェードに、 2½モデルのミドル+下部シェードのセットを組み合わせています。
このシステムは、フロアランプ、テーブルランプ、ウォールランプにも使われています。
PH 3½-2½ Floor|ガラスシェード
ポール・ヘニングセンは、1894年9月9日デンマークのオルドラップに生まれる。
1911年~14年にフレデリクスベアのテクニカル・スクールで、1914年~1917年にコペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学びました。
伝統的な機能主義建築をキャリアのスタートとした後、彼の興味は照明分野に移っていきました。
第二次大戦初期、コペンハーゲンのティヴォリ公園の主任アーキテクトも勤めました。
ドイツ軍占領時には、他の多くの芸術家たちと同様、スウェーデンに亡命し、亡命先のスウェーデンではすぐさまデンマーク人アーティスト・コミュニティーの中心的人物となりました。
非常に才能豊かで、建築デザイン、家具デザイン、ジャーナリストや作家など、活動は多岐にわたります。
ルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。
照明デザインにおいては、非常に研究熱心だったそうで、生涯で100種類以上のランプを手掛けたそうです。
ポール・ヘニングセンは、デザインだけではなく、光の在り方を大切にしました。どんな光が人の居る空間を快適にするかを考え抜き、光空間を創造した照明デザイナーのパイオニアです。
影と光、グレア、光による色の再現、そしてそれら光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること―― は、いまもルイスポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています。
1874年創業、デンマーク生まれの照明器具メーカー「ルイスポールセン」
ルイスポールセンは、照明の礎を築いてきたパイオニア的ブランドで、長年にわたり、照明が発する光の在り方や機能美を追求してきました。
“Design to Shape Light”―――
デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。単にランプをデザインすることではなく、光をかたちづくり人を幸せな気分にする雰囲気を作りだしてきたブランド哲学です。
光をかたちづくるという哲学のもと、ポール・ヘニングセンをはじめ、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、佐藤オオキ、ルイーズ・キャンベルといった、才気あふれるアーキテクトやデザイナーと密接なパートナーシップを組み、デザインと機能美を備えた照明器具を数多くリリースしてきました。
ルイスポールセンの製品は、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる光を生み、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。