説明
ルイスポールセン Collectionパンフレット 進呈中!
■材質/仕上 カラー:シェード: :銅ポリッシュ仕上、表面無塗装、下面白色塗装(メインシェード).フレーム: アルミ、白色塗装
■ランプ E17 LED電球(白熱電球60W相当) ※白熱電球は40Wまで使用可能
■サイズ φ300mm/H163mm 全長1820mm
■重量 1.5kg
■その他 ・引掛シーリング取付型・銅製・フランジ、コードハンガー付・可動式ソケットにより光源高調節可能
■デザイン ポール・ヘニングセン ( Poul Henningsen )
PH 5|自然で美しく照らす
どんな光が人の居る空間を快適にするかを考え、モダニズムと共に生き、照明デザインを新たな時代へ導いた
ペンダント照明の不朽の名作、ルイスポールセン PH5。
1958年に、コペンハーゲンのデンマーク工芸博物館で開かれた展覧会「ガラス、光とカラー」展においてPH 5が初めて紹介されました。
PHの語源はこの器具をデザインした、北欧を代表する照明デザイナーであり建築家のポール・ヘニングセンの名前の頭文字を取っています。大きいシェードは直径500mmあります。どこから見ても器具内にあるランプは見えないので、グレア(まぶしさ)がありません。
それは、対数螺旋と呼ばれる数学的なカーブにより、"直接光と間接光の特性"と"影の重要性"を表現するために考え抜かれています。
光を必要とされる方向に効率よく導くことが、照明に関するポール・ヘニングセンの生涯にわたるテーマでした。
彼の関心は、ランプ自体のデザインやフォルムをどう見せるかでなく、質の高い光で人や物、空間をどうやって自然に美しく照らすかにあったのです。
シェードは計算された反射光によって優しく光り、金属でありながらまるで光が透過しているような美しさです。
PH 5|黄昏の光
外観のデザインだけでなく、器具の内面にも仕掛けが施されています。
ポール・ヘニングセンは、昼が夜に移ろってゆく薄明かりの夕刻、一日のうちで最も美しい光が降り注ぐ黄昏時を過ごすのに相応しい「暖かみと爽やかさを併せ持つトーン」の光をつくりだそうとしました。
人の目が心地よく感じる光の色を作り出すため、光のスペクトルのうち、目の感度が最も低くなる赤色と青色の光を補完し、目の感度が最も高いスペクトル中央の黄色から緑にかけての光を抑えるため、赤と青の小さなシェードを加えたのです。
現在は、光源も進化を遂げ、へニングセンの時代のように、赤と青の小さなシェードによる光色の調整が必要はなくなりました。
それにもかかわらず、PH 5は進化を続け、色彩において最も先進的な内部の品質向上を目指しています。
PH5は器具の大きさから、4人または6人がけのダイニングテーブル用として人気があります。
どんなインテリアにもあうそのデザインは、今でも古さを全く感じません。 だからこそ、今でも世界中で愛され続ける、真のマスターピースです。
ポール・ヘニングセンは、1894年9月9日デンマークのオルドラップに生まれる。
1911年~14年にフレデリクスベアのテクニカル・スクールで、1914年~1917年にコペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学びました。
伝統的な機能主義建築をキャリアのスタートとした後、彼の興味は照明分野に移っていきました。
第二次大戦初期、コペンハーゲンのティヴォリ公園の主任アーキテクトも勤めました。
ドイツ軍占領時には、他の多くの芸術家たちと同様、スウェーデンに亡命し、亡命先のスウェーデンではすぐさまデンマーク人アーティスト・コミュニティーの中心的人物となりました。
非常に才能豊かで、建築デザイン、家具デザイン、ジャーナリストや作家など、活動は多岐にわたります。
ルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。
照明デザインにおいては、非常に研究熱心だったそうで、生涯で100種類以上のランプを手掛けたそうです。
ポール・ヘニングセンは、デザインだけではなく、光の在り方を大切にしました。どんな光が人の居る空間を快適にするかを考え抜き、光空間を創造した照明デザイナーのパイオニアです。
影と光、グレア、光による色の再現、そしてそれら光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること―― は、いまもルイスポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています。
1874年創業、デンマーク生まれの照明器具メーカー「ルイスポールセン」
ルイスポールセンは、照明の礎を築いてきたパイオニア的ブランドで、長年にわたり、照明が発する光の在り方や機能美を追求してきました。
“Design to Shape Light”―――
デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。単にランプをデザインすることではなく、光をかたちづくり人を幸せな気分にする雰囲気を作りだしてきたブランド哲学です。
光をかたちづくるという哲学のもと、ポール・ヘニングセンをはじめ、アーネ・ヤコブセン、ヴァーナー・パントン、佐藤オオキ、ルイーズ・キャンベルといった、才気あふれるアーキテクトやデザイナーと密接なパートナーシップを組み、デザインと機能美を備えた照明器具を数多くリリースしてきました。
ルイスポールセンの製品は、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる光を生み、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。
◆PH ランプ|快適で美しく柔らかい光。
対数螺旋に基づくデザイン
1925年にデザインした、シェードのフォルムに「対数螺旋」のかたちを採用した3枚シェードのPHランプは、光学的にも完成度が高く、螺旋の起点に透明な電球の発光部(フィラメント)を置き、そこから発せられる光を正確にコントロールしています。
へニングセンは、対数螺旋をランプシェードに用いて、その中心に光源を置けば、光線はすべての場所で同じ入射角でシェードに当たることに気づきました。
対数螺旋によって、シェードに当たった光の大部分が、光を必要とするランプの下方へ効率良く集まります。
へニングセンは、独自の対数螺旋を考案し、すべてのシェードに同じ対数螺旋を適用しました。
PHランプの天才的発想の核心は、シェードのカーブに対数螺旋を用いたことにあると言われています。
対数螺旋に基づく3枚のシェードを持つPHランプは、ルイスポールセンの代名詞です。
100%グレア・フリー。
グレアとは、不快なまぶしさのことです。
目に輝くランプの光源が目に入ると、眩しくて物が見辛かったり、目に残像が残ってしまったりして、不快感を感じたことはありませんか?
それまでの3枚シェードのPHランプは、グレアカットのため、クリア電球のフィラメントの1点を隠した構造でした。
PH 5では、器具内部にも2枚の小さな反射板を組み込み、まぶしく発光するフロスト電球すべてを覆いつくすそうとしました。
PH 5は、そのグレアが100%排除されており、照明をどの位置から眺めても直接光源は見えない構造になっています。
グレアに着目し、さらに100%グレア・フリーの照明を完成させたポール・ヘニングセン。
光をコントロールし、快適な光環境を革新してきたパイオニアです。
◆空間を照らすだけではない光|自然光と人工照明
ポール・ヘニングセンの関心は、ランプ自体のデザインやフォルムではなく、質の高い光で、人・物・空間をどのように自然に美しく照らすかにありました。
夜を昼に変えることなど不可能だ。
ポール・ヘニングセンは、スウェーデンの新聞に次のように書き綴っています。
「夜を昼に変えることなど不可能だ。
わたしたちは24時間周期のリズムで生きており、人間は爽やかな昼の光から暖かみのある夕暮れへの光の移ろいに、ゆっくりと順応するようにできているのだ。
家庭での人工照明は、言うなれば、⻩昏どきの光の状態と調和すべきであり、それは、⻩昏特有の暖かみのある⾊の光を使うことによって実現可能だ。
夕刻、ほかの部屋にはまだ薄明かりが残っているような時間に、冷たい蛍光灯がリビングルームで煌々と光っていては不自然だ。そして、強烈な光は目をくらませ、物の⾊は正しく再現されず、自然な陰翳は生まれない。」
黄昏どきのひかり
夕暮れ時、太陽からの光線が赤くなり、淡い色へ移ろいながら、徐々に青色に染まり、時間が経つにつれブルーモーメントの青色は暗くなり夜の暗闇に変わる。
この時間の光の変化は、とても心地よく美しく感じる時間です。
ポール・ヘニングセンの照明は、この黄昏どきの光から夜の闇へと移行する時間と調和するような光に設計されています。
自然光と人口照明の光が調和した空間は、とても美しいと感じます。
先人が感じた美意識によって生まれた照明が、現代でも受け継がれてゆく。
ポール・ヘニングセンが示してくれた光に対する美意識は、時代が変わっても大切にしたい美意識と感じます。
ルイスポールセンの哲学
ルイスポールセンは、照明の礎を築いてきたパイオニア的ブランドです。
長年にわたり、照明が発する光の在り方や機能美を追求してきました。
“Design to Shape Light”――― デザインのすべてのディテールが役割を持っており、すべてのデザインは光に始まり、光に終わります。
単にランプをデザインするだけではなく、屋内そして屋外で人々が心地よいと感じる雰囲気を生みだす光をかたちづくってきました。
機能美を備えたルイスポールセンの製品は、どんなスタイルの空間とも調和を保ち、魅力的で優しい光を発します。
光によって、心地よい空間を創造してきたブランド哲学です。
心地よい空間にあかりは重要なアイテム
あかりの選択には、その空間では、誰が、どのような目的で使用するのか、
使用する時間帯や変化するシュチュエーションなど、いろいろな条件の抽出が必要です。
その条件に応じて、最適な照明のセレクトが必要になります。
必要なところに 必要なあかりを。
光と影のコントラストが美しい空間の秘訣。
煌々と室内全体を照らすばかりでは、空間は美しく感じません。
光があるからこその影、影があるからこその光なのです。
光と影のコントラストと空間に適したあかりの色彩によって、空間が調和し美しく演出されます。
照明設計は、光のデザインです。
住まいの照明 ラ・ヴィータでは、快適で美しいあかり環境のお手伝いをさせていただきます。
ご不明な事やご心配な事がございましたら、お電話・お問い合わせフォーム よりお問い合わせくださいませ。
照明を愛するスタッフがご相談を承ります。
■TEL:0800-111-1112(フリーコール)
お問い合わせフォームは、こちら。
■営業時間 月~金|午前9時~午後6時
■定休日 土日、祝日、年末年始、夏季休暇 他
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
お待ちしてます!!
◆ライバルも魅了!ポール・ヘニングセンのあかり。
ポール・ヘニングセンがデザインした照明は、発売当初から人気を博していました。 同時代を生きた巨匠たちが、ヘニングセンがデザインした照明を採用しています。
ミース・ファン・デル・ローエ
20世紀を代表するドイツの建築家|ミース・ファン・デル・ローエ
1920年代に手掛けた、ミース初期の代表作であるチェコのトゥーゲントハット邸は、世界遺産に登録されています。ガラス張りのリビングルームなど複数の空間に、ヘニングセンのPHランプが使用されています。
▼トゥーゲントハット邸 公式サイト
https://www.tugendhat.eu/
ミース・ファン・デル・ローエ|
1886年3月27日 – 1969年8月17日
20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、
近代建築の三大巨匠のひとり。
アルネ・ヤコブセン
デンマークのモダニスト建築家・デザイナー|アルネ・ヤコブセン
アルネ・ヤコブセンが、建築・インテリアをトータル手掛け、1960年に完成したSASロイヤルホテル(現ラディソン・コレクション・ロイヤル・ホテル)にもヘニングセンがデザインした、PHアーティチョークが使われています。
▼ラディソン・コレクション・ロイヤル・ホテル 公式サイト
https://www.radissonhotels.com/en-us/hotels/radisson-collection-copenhagen/
アルネ・ヤコブセン|1902年2月11日 - 1971年3月24日
デンマーク、ドイツ、イギリスに多数の建物を設計した世界的に有名なデンマークのモダニスト建築家・デザイナー。モダンデザインの先駆者の一人であり、特に家具や建築物のデザインにおいて有名。
フィン・ユール
デンマークの建築家、家具デザイナー|フィン・ユール
現在、彼の自邸はオードロップゴー美術館の施設として公開されています。ヘニングセンがデザインしたペンダントライト PHコントラストが主寝室で使用されています。
PHコントラストは、PHスノーボールに近いシルエットです。光源が上下に移動でき、上下することで赤色部分・青色部分と光の当たる位置が変わり、それぞれに暖色・寒色と変化させる調色機能が付いていました。
▼オードロップゴー美術館|フィン・ユール邸 公式サイト
https://ordrupgaard.dk/en/udstillinger/finn-juhls-house/
岐阜県高山市に、このフィン・ユール邸を再現した高山のフィン・ユール邸があります。日本でも、フィン・ユールの息吹を感じることができます。
▼フィン・ユールアートミュージアムクラブ 公式サイト
https://finn-juhl-house-takayama.org/
フィン・ユール| 1912年1月30日-1989年5月17日
デンマークの建築家、家具デザイナー。アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと共に、デンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。
同時代を生きた、建築家・デザイナーもポール・ヘニングセンの才能と作品に魅了されていたことが伺えます。
実際に現地を訪れて、先人たちが残してくれた素晴らしい空間を体感してみたいな・・・と夢に描いています。
好きな照明やインテリアデザインを訪ねて、旅をするのも素敵ですね。
当サイト「本店」と「楽天市場店」は、同一のスタッフが担当しています。
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